ヒマワリ…とても馴染み深い花であると同時に、どうしても「小学校低学年で植える花」という印象が拭いきれずにいた。この品種は、そんなイメージを覆すヒマワリではないだろうか。
背が高く茎の先に大きな花が咲く通常のヒマワリと異なり、縦横1mくらいのスペースに無数の10cmほどのミニヒマワリの花が咲き続けるのである。
管理は花がら摘み程度で、ほとんど手間もかからず多数の花が楽しめて初心者向き。
サンビリーバブルの特徴と育て方
花期
5月〜11月
大きさ
草丈1m弱くらい。幅も同じくらいでこんもりと茂る。
花の様子
10cmくらいの花が、次から次へと咲き続ける。1000輪咲くらしいが、数えてないのでわからない(笑)。
花がら摘み
花が散った後の花がらにも趣があるので、切らずに放置してもそれほど見苦しくない。種がつかないので、放置でも花は続く。
肥料
植え付け時にマグァンプを周りの土に混ぜておいた。
多少、途中で追肥した方が、より花数は増えるらしい。自分はそれほど追加で肥料をやらなかった。他の花のついでにパラパラと発酵油かすをまいたことがあったかな、という程度。
水やり
公式サイトには「地植えでも水やりを」と書いてあるが、自分はほぼ放置で大丈夫だった。真夏で晴れが続いたときに、他の花のついでに水やりした程度。
・最盛期は暖かいうちだが、10〜11月くらいでもポツポツと咲く!
メキメキ成長する!
6月上旬
購入して植え付け。購入時に既に2輪ほど咲いていた。背丈は20㎝くらい。
8月上旬
それからわずか2ヶ月後にはこのような姿である。見た目の体積で言えば、20〜30倍以上になっている感じ。
フェンス際に植えていたので、フェンスの隙間から道路側にはみ出して、こぼれるように咲いてくれる。
道行く人も足を止めて「これはヒマワリですか?」「こんなヒマワリもあるんですねえ!」などとよく話しかけてくれる。ご近所さんとのコミュニケーションもとれてお得である。
品種名、正確には「サンビリーバブル・ブラウンアイガール」というらしい。そのサブタイトル?にあるように、よく見ると花の中心部の周辺に茶色っぽい模様が入っている。
10月〜11月
秋には、昨年の猛烈な台風(2回)の影響を受け、株が傷んでしまった。
傷んだ箇所を切り戻して回復を待ったが、株の中心部は再びこんもりとはしてくれなかったのが残念。
ただ、無事だった部分は晩秋~年末でもポツポツとだが花を咲かせてくれた。台風がなければ、花数はもっと増えていただろう。
12月
こちらは寒さも厳しくなってきた年末の写真。
だいぶ葉も少なくなってきて寂しい感じにもなっているが、それでも10輪くらいは咲き続けている。
年が明けそうな頃までヒマワリが咲き続けるとは、植えたときには予想もしていなかった。
暖かい地方なら年明けくらいまで行けるかもしれないが、さすがに越冬は難しいのではないだろうか?
※ この後、プリムラ等の寄せ植えをつくるためにさすがに撤去。長い間お疲れさまでした!
洋風の庭にも調和
ヒマワリといえば誰もが心の中に懐かしい記憶があるだろうが、そのミニチュア版のような花がたくさん咲いているのを見ると、ノスタルジーが刺激されるような感じがする。
それでいて小学校の花壇のようなイメージではなく、洋風なガーデニングの景色にも調和してくれる(と思う)。
おわりに
何となく苗を衝動買いして植えたが、予想以上のコスパで大満足であった。
いつもコスパコスパと言っているような気がするが、ズボラガーデニング的には「価格や手間と、花の満足度の関係」は重要なのである…(笑)。
今シーズンも見かけたら多分買ってしまうだろう。それまで植えるスペースを確保しておけるかどうか…? それが一番の課題である。
毎年冬の一年草と交代で植えると、その場所に一年中花が咲いている状態になるのでいいかもしれない!
この花とちょうど花期が裏側になって、そこそこの大きさになる一年草って、ないですかねぇ……。冬に大きくなる植物もなかなか無いか(笑)!?
( ↓ 育てやすい1年草のまとめ記事はこちら!)
( ↓ 2年後、再び育ててみた記録はこちら!)
( ↓ サンビリーバブルを植えていた場所は、冬にはこういう状態になっています!)