ズボラな週末ガーデニング

多年草、宿根草を中心に、少し一年草とバラ。主に初心者向けのガーデニング情報!

1年目のローズ・ポンパドゥール 植え付け、成長記録


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昨年5月に初めてのバラとしてオリビアローズオースチンを迎え、初夏の2番花まで咲かせることができた。徐々にバラ栽培の魅力にとりつかれ始めた7月、次のバラとして迎えたのがこの「ローズ・ポンパドゥール」であった。

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ローズ・ポンパドゥール

 別のバラが欲しくなり始めたものの、狭い庭なのでそんなに多くのバラは植えられない。庭をイングリッシュローズばかりにするのもいいが、できれば他のバラも植えてみたい、と思い、検討の末このバラの購入に至ったのである。

 

ローズ・ポンパドゥールの特徴

花は鮮やかなピンク。中央から周辺に向かってややグラデーションして薄くなる。

春から夏までよく咲く。さらに秋にも咲き続け、昨年は12月、および正月にも咲いていた。

香りが抜群。フルーツ臭?らしいが、自分はあまり匂いの区別はつかない。出勤前と帰宅時に爽やかな香りを嗅ぐと幸せに包まれる。

黒星病、うどん粉病にもわりと強い。昨年はほぼ無農薬で、何事もなかった。※「ほぼ」というのは一度アブラムシらしき虫が付いていた時があったので、バラの病害虫スプレーを噴霧して退治したため。

※ あと、株元にコガネムシの幼虫を発見したときに、念のためオルトランDXをパラパラまいてみたことがあった程度。

※ 地植えだと黒星病はそこそこ出るので、安全に育てたければ多少の薬剤散布はしたほうがいいかもしれない。

花もちは1週間くらい。晩秋〜冬の気温が低い時期はもっと長く感じる。

・花びらはバッサリとは落ちず、枝についたまま朽ちていく感じ。イングリッシュローズのように花びらがバサッと散るのもいいが、散らない方が掃除は楽である(笑)。

フランス・デルバールのバラ。他には、絞りが入っていたりするものもあり、庭の風景にしっとり馴染むイングリッシュローズとは違い、わりと派手なイメージ。

 「バラの家」店舗で購入!

このローズポンパドゥール、買おうとした時期が夏だったこともあり、なかなか見つからなかった。

ネットで買ってしまうことも考えたが初心者にとって実物を見られないのはハードルが高い…。

 

というわけで、8月に埼玉県の「バラの家」店舗まで車を2時間弱飛ばして訪問したのである。

店の駐車場に車を停めたものの、初めはどこから入ればいいのかわからずウロウロしてしまう。バラの家のホームページのトップ画像、黄色いオシャレなレストランみたいな建物は、お店じゃないんですね…(笑)。

 

中は多数の苗があり、お目当てのローズポンパドゥールもいくつもあった。

今売っているということは、春の開花苗をプロがさらに夏まで育ててくれたということ。

どの苗も元気に大きく育っていて、どれを買うか相当悩んでしまった(ただしこの日は猛暑日だったので温室内にいるだけで汗が止まらず…早く決断しないと倒れる、と思った(笑))。

 

ついでにバラがよく育つと評判の「プレミアローズ培養土」も植え付け用に2袋購入。

 

植え付け

植え付け手順はオリビアローズオースチンのときと全く同じなので省くが、前回との違いはネット上のバラ塾の記事で「少し高植えにした方が水はけが優れ、よく育つ」というのを見つけたのでそれに従って高植えにしてみる。

横から見て10cmくらいの高さで土が盛ってあり、その高さから継ぎ口が出ている状態である。

継ぎ口は今回も、埋めずに地上に出して植え付けた。8月は植え付けの適期ではないらしいが、鉢で育て続けるのも大変なので植え付けてしまうことにする。鉢苗は基本、いつ植えつけてもいいらしいし…。

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ローズ・ポンパドゥール 植え付け 8月7日

植え付け時点で既にだいぶ育っている。右の写真は、見えにくいが少し高植えにしている様子。この時点では水鉢をつくってあるが、最終的にはこれを崩して、オリビアローズオースチンと同じくバークチップでマルチング。

 

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ローズ・ポンパドゥール (左)8月9日 (右)8月10日

左の写真は蕾の開き始め。右側はそれから1日で立派に開いた様子。暑い時期はつぼみが開くのが速い!

 

元気な成長!

夏の陽を浴びて、元気に成長していく。ベーサルシュートも3本出た。

枝がわりと長く伸びる種類なので、シュートはそのまま伸ばして小型のつるバラにしてみようと思い立つ。長く伸びたら周囲のフェンスに這わせる予定で伸ばす。

すっかり自分の身長より高くまで伸び、風が吹くとフラフラして折れそうに見える。秋に台風が来て、さすがに強風で折れそうな気がしたので慌てて支柱を買い、固定した。

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ローズ・ポンパドゥール ベーサルシュート 10月20日

冬〜正月にも咲いた!

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ローズ・ポンパドゥール (左)10月20日 (右)12月31日

上にも書いたが、ポツポツとだが晩秋〜冬まで咲き、長く目を楽しませてくれた。春〜夏はカップ咲きだが、寒くなってくると高芯咲き?っぽい形で咲く。

時期によって花の形が違うのも楽しめるポイントである。上の写真の左と右や、さらに上の8月の写真で同じバラとは思えない(笑)。

 

昨年の夏に買ったので、まだ春の満開を見られていない。今年の春が楽しみである。

 

( ↓ 冬の剪定・寒肥・誘引はこちら)

( ↓ 2年目の開花の様子はこちら)

( ↓ もうひとつ育てているバラ(オリビアローズオースチン)はこちら)